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思考のコントロールを図る

女性

責め悩まない解決

精神科・心療内科において、うつの治療が行われますが、予防にも一役かってくれます。時に、必要以上に自分で自分を責め苛む自虐的思考に陥ることもあるようです。これに関しては、うつという精神疾患の問題ではなく、誰もが多かれ少なかれ陥っている思考パターンであることを専門医も言っています。それに気を付けていけば、うつ病の予防にも繋がるはずです。仕事で失敗をした時、「この仕事で失敗した」と考えず、「自分は失敗者だ」というレッテルを貼る場合もあります。悪いほう、悪いほうに考え、自虐的思考に陥ることもなきにしもあらずです。ですが、今は認知療法が進歩しています。認知の誤りを修正し、問題解決を手助けする精神療法です。認知的技法として、認知の偏りを教育したり、不安な出来事の結果を考えたり、問題解決技法などが行われます。中には、行動的技法を組み合わせるケースもあって、「ポジティブに言い換える」とか「他の人に聞いてみる」などが一例です。うつによる自虐、すべての患者に効果があるというわけではありませんが、世界的に多くの有効性の科学的根拠が出ています。日常生活や仕事などへの応用性も高い手法ですから、悪いほうに考えない思考へと挑戦してみるのもありではないでしょうか。

症状によって治療方針が決まりますが、薬を使い分けることもあります。世間一般に、抗うつ薬が知られていますが、それぞれ一長一短があります。新薬が一番良いというわけではなく、昔から開発された三環系は、今でも有効な治療薬として医療機関で使われています。うつの症状には自虐もあり、不安や焦燥感の強い人には第三世代の抗うつ薬となる「選択的セロトニン再取り込み阻害薬」がよく使われます。不足した脳内の伝達物質を増やし、情報の伝達を良くすることで、うつ状態を回復させます。仮に、どのタイプも効果がない時には、三環軽や四環系、鎮静系のものも使われます。最初は少量から、医師が服用期間を決めますが、若年者の場合は心理的要因のほうが大きいのではないかという見解もあります。ですから、今は処方する前に支持的カウンセリングを行い、心理教育を優先させています。自虐的思考は、そのほとんどが一人相撲の世界で、状況・感情・自動思考という「三つのコラム法」が行われています。これにより、自分の考え方の不自然な点な気付き、冷静になれます。自虐でいえば、責め苛むこともなかった、そうしたことに気付くことができれば大きな進歩で、他の可能性も色々考えていたことも分かってきます。やや過大だったことに気付ければ、気分も和らぎ、抗うつ薬も不要になります。